Nikon NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II Firmware v1.10
Z TELECONVERTER TC-2.0x 使用時のAF挙動を整える公式ファームウェア。
Sony A7 IV Firmware v6.02 は、ILCE-7M4 および ILCE-7M4M を対象に Sony が公開した公式システムソフトウェア更新です。Sony はこの版を単なる番号更新としてではなく、実使用に直結するメンテナンス更新として案内しており、公開された変更点もはっきりしています。ひとつは、特定条件で Focus Bracket 撮影を実行できなかった問題の修正。もうひとつは、カメラ全体の動作安定性の改善です。A7 IV を長時間の制作、商品撮影、風景、スタジオ、ハイブリッド収録などに使う人にとって、こうした更新は見た目の変化よりも重要です。自動化された撮影機能が不安定だったり、ボディの挙動が予想より不安定だったりすると、撮影テンポ、再撮コスト、現場での信頼感そのものに影響が出ます。
今回の更新で特に意味が大きいのは Focus Bracket の修正です。この機能は、フォーカススタッキング、マクロ、商品撮影、テーブルトップ、被写界深度を段階的に積み上げたい静物撮影、前景から背景までを複数コマで整理したいシーンなど、再現性が重要な場面で使われます。そうした連続撮影が一部条件で正しく実行されないとなると、単なる小さな不具合では済まず、撮影全体の確実性に影響します。Sony があわせて「動作安定性の改善」を入れている点も見逃せません。こうした記述は地味に見えても、長時間の現場でメニュー変更、カード交換、レンズ交換、静止画と動画の切り替えを繰り返すユーザーには大きな価値があります。安定性はスペック表に出にくい一方で、最終的な歩留まりを支える土台だからです。撮影準備を整えてから繰り返し同じ手順を確実に実行したい人にとって、この修正は想像以上に実務的です。
公式サポートページが示す更新手順も、このファームウェアを単なる数字合わせではなく運用保守の一部として扱う理由になります。Sony は更新ファイル名を BODYDATA.DAT と案内しており、ファイルをメモリーカードに保存したうえで、スロット 1 のみが更新データを認識すると説明しています。その後はカメラ本体で Menu > Setup > Setup Option > Version > Body > Software Update に進んで実行します。さらに、ボディが Ver. 1.01 以前 の場合は、先に Ver. 1.05 へ更新してから Ver. 6.02 に進む必要があり、直接更新しようとすると失敗します。実際には、v6.02 は Focus Bracket を安定して使いたい A7 IV ユーザー、長時間セッションでボディ挙動の信頼性を高めたい撮影者、そして仕事中にシステム起因の小さな不安を減らしたい人にとって価値の高い更新です。派手な新機能ではなくても、現場で安心して使える状態を保つためには十分に意味のある一歩です。